よくある質問と答え
下記は新風館道場における入門に関する質問例と回答例です。他の道場においては各道場の事情により回答が異なる場合がありますので、実際に稽古を行う各道場の師範に詳細をご確認下さい。
Q.私は、武道はやった事がありませんが大丈夫でしょうか。
A.武道やスポーツの経験がなくても、各人の身体能力に応じて稽古をはじめ、継続していただけます。
Q.初めまして。私は女性ですが、稽古は男性の方で限定でしょうか。
A.女性の方にも各道場で稽古いただいています。
Q.昔から古武術に興味があるものの中々踏み出せないでいる者です。すでに36歳になってしまっていますがもう遅いですか?
A.稽古は何歳からでも、その人の現在の身体操作能力をベースにして開始できます。
Q.体格が相当小さいですが小さくても大丈夫でしょうか?
A.流祖久盛や三代久吉は小柄(150cm程度)であったためご心配ありません。各人の体格体系に応じて稽古いただけます。
Q.社会人の為、毎回の稽古に参加できるか分かりません。また、所用による稽古途中での入退出は問題ありませんか?
A.学生の方も社会人の方も学業や勤務優先で稽古いただいていますので、稽古可能な時に参加稽古していただければ結構です。
Q.子どもと一緒に稽古を始めることはできますか?。
A.可能です。なお、親御さんと稽古を始めるよりは、同じ年ごろのお友達と一緒に稽古を始める方が、長続きするようにお見受けします。
Q.竹内流の棒術に興味があります。棒術だけの稽古というのは可能でしょうか。
A.棒術をメインに稽古される方もいますが、竹内流は総合武術であり、体術やその他武器術も棒術と密接な関連があるため、それをご理解いただいたうえで、総合的に稽古いただいています。
Q.どのような稽古が多いのでしょうか?実践形式の練習ですか?それとも演武が多いですか?。
A.古武道では型稽古が中心になりますが、稽古段階に応じて、約束組手や乱取稽古といった実践的な稽古も行います。稽古内容としては、竹内流の技法体系から次のものを中心に稽古してます。 躰術(破手または羽手(はで:柔術)、捕手(とりて))、小具足腰之廻、棒術(剣棒術、真棒術ほか)、居合抜刀術、斎手(さいで:剣術)、その他武器術等
Q.道場はどこにありますか。
A.全国の道場のページをご参照ください。
Q.体験稽古をさせていただくことは可能でしょうか。また稽古場所は、どのあたり(最寄駅など)になりますでしょうか。サイトを見たのですが、見つけられませんでした。
A.見学・体験稽古のご希望は、メールで受付けて調整させていただいております。これは、施設行事にともなう休館日や演武遠征などによる指導者等の不在時などを回避して、応対させて頂くためです。首都圏の道場は公共施設の利用が多いため、使用場所、稽古時間の詳細はメールでお知らせします。
Q.体験稽古に持って行くものはジャージのようなものでもよろしいんでしょうか?。
A.体験稽古の段階では運動できる服装であればジャージでも差支えありません。そのほかに飲み物、タオルなどをご持参いただければ結構です。
Q.私は普段は眼鏡(またはコンタクト)を着用しております。着用している方々は練習時はどのようになされているのでしょうか?
A.稽古内容に応じて、着脱される場合があります。
Q.費用はおいくらぐらいかかるものなのでしょうか。月々、および年間の費用。
A.月謝3.000円(子供から壮年まで長く稽古を継続できるように長年据え置きです)。年会費はスポーツ保険料2000円。新風館の場合、約半年から1年程度の稽古を積んで、毎年、旧暦6月24日付けで「入門」となり、その際、入門料1万円が発生します(それまでは入会というステータスになります)。
Q.さらに稽古着やそろえなくてはならない道具などを詳しく教えて頂けないでしょうか?。
A.稽古着は白の柔道着(または空手着)をご用意いただきます。道具(武器)については当面、道場のものをお貸ししますので事前に準備いただくものはありません。もっとも稽古を始めると自分の道具が欲しくなるので、その場合には各自 で購入いただいています。
Q.他流を稽古している者ですが、竹内流備中伝に入門させてもらっても差支えないでしょうか。
A.。基本的に問題ありませんが、ご本人の心がけ次第のところがあります。なお、その際、現在稽古されている流儀の師範に他流の弟子になる旨の了解を得てください。
ご参考までに、竹内流の『兵法初心手引事』に「?芸(むささびげい)」という訓話(喩話)があるので一部を抄録してご紹介しておきます。
『一、目録の業は勿論、表型の定法も究らずして人に及ぼさんと欲る者多し。是等の人は石を抱て淵に入が如し。今様の心得違にては諸道成就する事なし。或は人により器用自慢す。我は博く学ぶ杯と言ふて半季或は一年杯習行して極意も極めた心にて諸流に渡るものは、是を喩て?芸という。其故は彼?と言ふ獣は鳩の啼声を笑て吾れ五つの芸有と言う。一は山を走る。二には里を走る。三には木に登る。四つには穴を掘る。五には川を渉るといへ共、我が尺より深き所を渉る事あたわず。穴を掘とも身の隠るほど掘事あたわず。木に登る共、地より三尺と上る事叶わず。里とを走ると雖も馬犬程走る事なし。又山を走る共、鹿猪程走る事あたわず。五つの芸一つとして善く有事なし。此故を以て?芸と言う也。何程器用にても、一か月二か月又は十月一年杯の稽古は、武術の道に味わひ有事なし。(後略)』
とあります。これは、浅く広く諸流を渉りあるいても、山のふもとをぐるぐる回るだけで、山には登れないという戒めです。こうした話を踏まえてなお、竹内流備中伝にあなたの問題意識の解決への昇り口が見つかりそうであれば一緒に稽古しましょう。
最近のコメント